福井県の鉱山
夏休み連休で福井県の鉱山へと出かけた。
遠征採集は去年の秋田ぶり。
よく晴れたいい天気。
しかし山間にはもくもくとした雲が掛かっていた・・・。
ポイントへ行く前に道の駅で休憩。
化石が出土したのかここは恐竜押し。
炊き込みおにぎりを食べてポイントへ。
ポイントへ通じる橋をわたる。
空には嫌な感じの雲が・・・。
目的地は面谷鉱山である。
この道は平家岳の登山口にもなっている。
ここからはダート道。
乗っている車は極普通のコンパクトカー。
まだいけるか?まだいけるか?と不安になりながら車を進める。
のちに車で進みすぎたことを後悔する。
そこそこ奥まで進むとUターンできるスペースが現れた。ダートはまだ続いているが、カーブになっていて道の先はどうなっているか分からない。
ここでピンときた。こんな奥にUターンできるスペースがあるということは、この先は車で行けないのだろうと。
ここで車を降りて徒歩で進む。
思ったとおりだ。カーブを過ぎるとその先の道は川となっていた。
車で行けないこともないけど、ハマったら終わる。
沢の水がダート道を流れているようだ。
山側には廃墟。
川に沿って道は続いている。
しばらく進むと川幅が一気に広くなる。
一部分だけ綺麗に舗装されている。
タイヤ跡からこの辺りはバイクが入り込んでいるようだ。
焚き火跡があり、ゴミも燃やしている様子。マナーが悪い。
しばらく進むと現れる砂利の山。
かなりの量の砂利山。
石英質のような石が見られるが、これはズリではなく産廃だろう。
砂利山を過ぎると川幅が狭くなっていく。
振り返ると真っ黒な雲。
これはやばい。山歩きの格好なので雨は平気だけど、車で通ってきた道が川になるのでは不安になり始める。
車であそこまで入ったことを後悔した。
雨は降っていないのでさっきの黒い雲は見なかったことに。
しかし長居はしていられないだろうと考えながら進む。
岩が露出して山が険しくなってきた。
川岸の向こうがズリなのだろうか。
広くて捜索の手がつけられないという情報だったがまさにそのとおり。
がけ崩れ跡なのかズリなのか判別できない。
道沿いは石垣で段々になっている。
この辺りが住居跡だろうか?
もっと奥へと進みたかったがとうとう雨が降り出す。
あっという間に本降りとなってしまい、一人単独での入山で携帯の電波も通じない場所なので、残念ながらここで引き返すことに。
鉱物の採集はできなかったが、面谷鉱山を散策しただけでも満足だった。
帰路は問題なく車を回収してこの地を離れた。
ここは規模が大きいので探索するのならそれなりに時間を取らないと厳しそうだ。
車で無理に入ると不安要素が増えてしまうので歩いて入山するのが無難。
またいつか訪れたい。