緑と青と

趣味のアクアリウム・登山・旅行などを思い出すために

花貫渓谷

五月の初めごろ、どこかへ出掛けたい衝動に駆られた。

栃木はこのまえ戦場ヶ原、鬼怒川と行ったばかり。

山梨・群馬も近場は割と行きつくしているし、長野は日帰りには遠い・・・。

海沿いを走るのもいいけど、この時は土砂降りの天気。

そんな天気の日に出掛けるのが間違っている気もするけど、家から出たい気分だった。

どこへ出ようかとGoogmapを眺めていると、茨城の北側は山が多いことに気がついた。

見ていると花貫渓谷という渓谷があり、ネットで写真を見るといい感じ。

茨城は筑波山や友人のとある農夫の畑くらいしか行ったことが無かったからちょうどよかった。

 

 

外環→常磐道を通り茨城の山間に入っていく。

雨脚は弱まることも無く霧もでてきた。

 

 

 花貫渓谷に到着。

駐車場が無さそうだったので適当に道路端に停めて散策。

観光客はだれもいない。

こんな土砂降りで山川に来る人なんてそういないだろう。

 

花貫渓谷名所の橋。

ここは紅葉が有名らしいが、この時期の新緑も素晴らしく綺麗だった。

 

 

橋からの眺め。

川は濁流と化して、小滝からは容赦なく大量の泥水が流れ出し恐怖を感じる迫力だった。

転落したら間違いなく助からないだろう・・・。

 

 

川は大荒れだが雨により草木は活き活きとしている。

 

 

マメツダが胞子を出している。

植物の観察は雨の日に限る。

 

適当に散策し、次はどこへ行くかスマホのGooglemapを眺める。

花貫渓谷からさらに北側に花園渓谷という場所を見つけた。

他にあてもないので何も調べずとりあえずそこへ向かう。

 

川沿いの一車線の狭い道に入っていく。

 

 

この辺りが花園渓谷のようだ。

駐車所もなく、沢に降りられるような道も無かった。

 釣り人が2,3人いたが、雨の渓流って釣れるのだろうか。

 

渓谷から先は木が生い茂り、霧も濃くなり怪しい雰囲気に。

車がすれ違える箇所も少ないので対向車が来ないことを祈り進んだ。

 

 

 その後は久慈川に出て、かつてオレンジ瑪瑙を採取した川へ寄ってみた。

 

 

増水して河原は湿地帯のようになっていたので降りるのを断念。

メノウ採取はまた機会があったときに...

 

暗くなり始めたのでそのまま帰路へ。

雨のなかの森林浴で癒された一日だった。